歌舞伎と黒子

今日、国立劇場で歌舞伎を見ました。

今回初めて観劇に双眼鏡を持って行きました。
私は近視です。
勿論コンタクトを使っていますが
役者さんの衣裳や表情の細部が
よく見えないと思うこともしばしば。

いつも、安い席ばかりに座っているので
見えにくいと言うのもあります。
大抵は全体の空間や色なんかを楽しんでいます。

一度だけ正面2列目の席で見たことがありますが
その時、役者さんがとても真剣に演じているのがわかって
それまで、何となく舞台の空間を楽しんでいただけの私に
衝撃を与えたことがありました。

そして、今回双眼鏡で舞台を見てみて思いました。
これがあるのと無いのとでは大違いです。
こんなに細部が面白いとは思わなかった。

もちろん役者さんの細かい表情も面白かったけれど
私が双眼鏡を使って見て
一番盛り上がったのが実は「黒子」。
こんなに黒子が必死で「黒子」をやっているとは
今まで全然気がつきませんでした。
黒子さんの顔は真剣そのもの!
衣裳替えのタイミングを待っているときの顔は
目を見開いて、すごい気合いが入っています。
役者さんのタイミングを真剣にはかっているのです。
でも舞台空間で黒子が目だってはいけないので
なんだか、妙にコソコソしていて
その様子が可笑しくってたまらなかったです。
衣裳を正面から綺麗に見せるために後ろから押さえていたり
小道具を役者さんに持たせたりする黒子さん。
衣裳がちょっとバランス悪くなっているのを見つけた時の、黒子さんの慌てた顔!!
もう、むちゃくちゃ慌ててるんですよ。
その時の動き!!
ああ、面白かった。

今日は本当は着物を着ていこうと思ったのに
午後から暴風雨になると言うことだったし、
朝、娘が微熱を出して慌てていたため
諦めて洋服で出かけました。
でも、こう言うとき、我が家は夫も私も自宅で自営業なので
夫に「子供はお願い」と言って出かけられるので便利です。

帰り、雨は大したことはなかったけれど
風がひどくて、南から吹いたと思えば今度は東から、
あれ、今度は西?!と言う具合にくるくる回って吹くような風で
お気に入りの傘が壊れそうですごく嫌でした。

子供の具合が悪いと、どうしても急いで帰ってこなければなりません。
バタバタとした一日でしたが
それでも、久し振りの観劇は楽しかったです。






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久し振りに歌舞伎

今日、久し振りに歌舞伎を見に行きました。
歌舞伎座が新しく出来てから初めての観劇です。
一番安い4000円席でも花道以外は全部見渡すことが出来ました。
やっぱり新しい会場だからなのかなあ、
華やかな感じがありました。

でも、新橋演舞場では
いつも激安チケットで
2階席とか一階席で見ていたので
何となく物足りなかったです。
やっぱり3階席は遠いな。
せめて3階席の一番前が良いな。
それよりもやっぱり、2階席で見たいなあ。

それにしても今日の歌舞伎座は、ほぼ満席でびっくりでした。

2年前の地震の後の新橋演舞場がスカスカに空いていたのを
何となく思い出しながら舞台を見ました。

今日の演目のメインは
多分、寺子屋だと思います。
寺子屋という演目は昨年の秋にも見ました。
昨年も幸四郎さんが出ていて
内容も覚えていたので
じっくり見られました。

今回はいつもよりも時間が短いのかな?
11時始まりで2時頃終わっていました。

前より、座席が少し広くはなったみたいだけれど
体格が良い私にとっては
新しい歌舞伎座の席もそんなに広くはないので
長く座っていると疲れます。
なので少しくらいなら時間が短いのは
別に良いかなと思います。

実は今日は雨が降っていたのだけれど
人生で初めて雨降りの中着物で出かけました。
雨ゴートを作って
色を合わせて傘を買ったので、着てみたかったのです。
でも、この季節
袷の着物に雨ゴートってすごく暑い!
それに雨の日は万が一、
泥跳ねが出来ても目立たない色柄を選んでしまいます。
雨の日のコーディネイトって
結構難しいですね。

歌舞伎座でお見かけした方々は白大島が多かったです。
半数くらいは大島だったかな。
雨の日に着物を着る人って本当に着慣れた感じの人が多くて
参考になりました。
いかにも高そうな着物を着ていて
「すごいぞ!」って言う人も歌舞伎座だよくお見かけします。
こう言う人って街中では滅多に見かけないので、感心したり、楽しんだりしながら見てしまいます。
他にも、歌舞伎っぽい感じの組み合わせ?と言うか
この場にぴったりの感じの着物ってあるんだなあと思ったり。

白大島って泥跳ねが目立ちそうって思ったけれど
絣模様が沢山入っているタイプの大島だと
案外目立たなそう・・・。

白大島の単衣でも作ろうかな・・・。
と思いつつ、収納場所がないのでやめようと考え直したのでした・・・。

8月の歌舞伎

今日、ものすごく久し振りに
新橋演舞場に歌舞伎を見に行きました。

昨日、仕事の打ち合わせの帰り
いつものチケットショップで安い歌舞伎のチケットが買えたのです。
2階席正面2列目。
すごく良い席でした。
やっぱり歌舞伎は2階席から見るのが好きだなあ。

去年の同時期、歌舞伎を見に行ったのだけれど
一階の後の方だったので
前の人の頭が邪魔で舞台が見えなかったのを思い出しながら
「今回はラッキーだったなあ、でも前回は確かチケット1000円で買ったんだからしょうがないよな」
などとつまらないことを考えながら
観劇を楽しみました。

驚いたことに、今回は前年と打って変わって
ほぼ満席御礼でした。
びっくりです。
去年は半分くらいしか
お客さんが入っていなかったような気がしたのですが・・・。

評判が良いからとか
好きな役者さんが出ているからとか
そんなことは全然関係なく
「安く買えたから」と言う理由でいつも歌舞伎を見に行っている私なので
いつも通りに舞台の色使いや雰囲気を楽しんで
ちょっと眠くなったら寝て(2幕目はつまんなかった)
帰ってきました。

海老蔵さんが出ていて、「これが海老蔵さんかあ」と思いつつ
なんだか声が良く聞こえないというか
風邪引いてるのかなあ?
でも、多分わざとこう言う声で演じてるんだなよあ、なんだか聞きにくい・・・
と、ファンが聞いたら怒りそうなことを考えつつ
でも、この人やっぱりすごいんだろうな、
だって顔が大きいし、存在感があるよなあと感心しました。
それに、まわりの人達が
彼が出てきたとたんに、「わはっ!出てきた出てきた!!」と
大きく盛り上がっていました。

人気者なんですねえ。
「顔が大きい人は歌舞伎役者としては素晴らしい」と勝手に思っているので
顔の大きい人が登場すると何となく、私も気持が盛り上がります。
他にも顔が大きい人が何人か登場して、そんなことで満足して帰ってきました。
それに舞台美術の色がすごく綺麗でした。

ただストーリーは、
登場人物の誰にも感情移入はできなかったです。

私は歌舞伎を見ていて違和感を感じることがあります。
本当に今の時代では考えられないくらい
昔は女子供の対場や命が軽んじられていたのだと強く感じるのです。
だから、虐げられた中で生きている女性の考え方が
よく解らない、と思うことがよくあります。
だってしょっちゅうレイプされるし
(絶対泣き寝入りだし)
夫の立場やお家のために死ぬのが当たり前って感じ。
それをなんと死んだ女や子供の親が
「良くやった、役に立った、偉かった」などといって
悲しみながら喜んで泣くのですから。

誰も「なんで私が死ななきゃいけないのよ!」とは言わないのです。
昔に産まれなくて本当に良かったと思います。
主君のために子供の命を差し出すなんて
私は絶対出来ないし、自分が死ぬのも嫌です。
そんなことになったら
子供を連れて、世界の果てまで逃げると思います。

昔の人は大変だったんあな、と
歌舞伎を見ながら「現代との違い」を感じているのでした。
でもそこが、私にとって新鮮でもあります。


久し振りに着物を着て出かけたのですが
今年は初めて絽のシルクの襦袢を着てみました。
去年までは2部式でしかも東レシルックだったのです。

こんなに着心地が違うのね!と感動するぐらい
シルクの襦袢の方が暑くなかったです。
これなら真夏でも着物が着られそう。
絽の襦袢、作って良かった。

3時頃に終わったので
銀座まで歩いて、お土産に空也で和菓子を買って帰ってきました。

本当に久し振り〜、の夏の休暇でした。

あさがお










10月の歌舞伎

先日新宿に行った際、
歌舞伎のチケットが激安で手に入ったので
芸術祭十月花形歌舞伎に行ってきました。

今回は2階席最後列正面で
とても良い席でした。
舞台全体が見えるし
花道も半分くらいまでは見えます。
しかも後に席がないので人に気を遣わないで済みます。
前の人の頭もまず邪魔になりません。
一階席の時よりもずっと良かったです。

歌舞伎に行くときは
このお話はどんな内容か、なんて下調べもしませんし
出演者の名前も基本的にほとんどわかりません。
歌舞伎の見方なんて本がありますが
そんなの読まなくても楽しめる要素が沢山あると思います。

今回の歌舞伎は演目が3つあったのですが
最初の「義賢最後」と終いの「江戸っ子繁盛記」が面白かったです。
「京人形」は左甚五郎がクネクネしていて少し気持ち悪かった。

義賢最後は
主役のおじさんが体張ってる感じで
失敗したらかなり危険そうな立ち廻りををやっていて
見応えがありました。

江戸っ子繁盛記は現代劇っぽくて正直期待していなかったのですが
誰が見てもわかりやすい納得できるお話しで
これも面白かったです。
こう言うありきたりで良くあるお話しって
つまらないようで
実は見終わった後に満足感があると言うんでしょうか、
そんな気持を感じました。


又安いチケットが買えたら
見に行こうと思います。








8月の歌舞伎見物

やっと入校が全部終わりました~。
表紙も裏表紙も見返しも。
あ~。ホッとした・・・・。
後は色校のチェックのみ。


作業が終わって
体が疲れ切って、がちがちになっていたので
整体に行って来ました。

私が行っている整体院はとても丁寧で、
痛みや体のゆがみがきちんと治ります。
上手な整体院って案外少ないんですよね。

ここは、オリンピックの選手など、
有名なスポーツ選手も通っているらしく
プロ野球のキャンプなどにも同行するらしいです。
私もここの整体師さんをすっかり信用しています。

最近、腰痛や肩の痛みなど
体のあちこちにボロが出てきているので
なるべく定期的に行きたいのですが
場所が新宿なので
忙しくなると通う時間がありません。
でも本当は忙しいときこそ
行った方が良いんですが・・・・。

体を久し振りに調整してもらった直後は揉み返しが来ますが
その後は本当にすっきりします。
浮腫んでいた足が少し細くなり
顔も小さくなります。
すごいです。


帰りに、来週子供達と行く予定である
映画のチケットを買って帰ることにしました。

新宿には安いチケットショップが沢山あって
時々美術展のチケットなどを買います。

今回は仮面ライダーの映画です。
探したらもう大人のチケットは売り切れていました。
これ、大人が見るの???
そう言えば前にウルトラマンの映画に行ったら
大人の方が多くてびっくりしましたっけ。
正直不思議です。

私はこんなものは別に見たくもありませんが
約束なので、見なくてはなりません。
子供が好きなのです。
今年は夏休みを全然取らなかったので
夏のお子様サービスです。


で、映画のチケットを購入したのですが
その際、新橋演舞場でやっている「八月花形歌舞伎」の
チケットが売られているのに気がつきました。
一階席正面17列目のチケットでしたが
なんと一枚1000円でした。
購入したのはこのチケットが使える日の前日。
夕方でした。
千秋楽の前日のチケットだったせいもあるのかしら?

こんなラッキーなチケット、滅多に買えないので
「行こう!」と即決して購入。
夕方くらいになると
こうやって激安で売ってしまうのでしょうね。
正直びっくりしました。
こんなに安値で買えるなんて。


次の朝、張り切って起きて
家事を済ませて
大急ぎで着物に着替えました。
今年、夏の着物を着るのは初めて。
なんだか嬉しいな。

でも、もう出かけないといけないのに電話がかかってきて
時間がなくなって、大慌てで走って出かけたら
着崩れてしまいました。

しかも今年の夏はいつもより若干涼しいとはいえ
やっぱり夏の着物は暑い!
さすがに走ると汗だくになります。

それでも、何とか開演に間に合い、席に着くと
今度は前の人の頭が異常に大きくて
舞台が見えない!
参ったなあ、やっぱり1000円の席だからかなあ、と
不満を感じながら
でも1000円じゃ文句は言えないわよね、と諦めなら舞台を見ました。

今回は「疲れ切っていなかった」ので
眠らずに舞台を見られましたが
内容は、いまいちって感じ。
私が見たのは「花魁草」と「かぐらのお七」。

「花魁草」では、獅童さんが純情な男の人役をやっています。
なんだか、どうしても獅童さんが純情だとは思えず
しかも前に座っている人の頭があまりにも大きくて
体をひねらないと舞台がよく見えなかったため
話に入り込めませんでした。
歌舞伎っぽくないというか現代劇みたい。
舞台演出も丁寧ではあるけれど
普通の感じ。
まあ、1000円だから文句言うのはやめよう・・・。

でも、後の「かぐらのお七」の方は
人形のように踊るお七が綺麗でとても良かったです。
真っ暗な舞台の上の方からちらちらと雪が降ってくるのですが
その美しいこと。
こう言う舞台演出って素敵。
始まったとたんに前の人の頭が大きくて
見にくいことを忘れました。


少し前に古いDVDを借りました。
「残菊物語」というお話しで
戦前に作られた古い映画です。
勿論モノクロ。

この映画、結構面白いのですが
何が面白かったかというと
お話の内容だけでなく
昔の日本人の顔があまりにも大きいのが
びっくり!って言うか
とても印象的だったのです。
特に男の人。
女の人も肩幅が異常に狭く
妙な感じです。
私のように肩幅の広いがっちりした女と言えば
「女相撲」の役の人くらいで
女性の多くは体が細いのです。
そして、とにかく顔の存在感があるのです。
顔が大きいというか体が小さいのかなあ?
今、こう言う体型の人って少ないんじゃないかな。

この残菊物語の時代に比べると
今は歌舞伎役者さんでさえも
まともな顔の大きさの人って多いですよね。
たまたまこの映画に出てる人の顔が大きいだけかなあ。

私は歌舞伎のことは良くわかりませんが
やっぱり顔のでかい人が目を剥いて踊ったりしていると
もう、それだけでも面白いのです。
正直そんなに歌舞伎を見ていないので
外国人が見て面白いと感じる感覚に似ているのかも知れません。

大きい顔って
一般的には(観劇の時も後の人にとっては迷惑だし!)
ちっとも褒められないと思いますが
感情表現とか、意志を相手に伝える上では
実は役に立つんだな、と思うのでした。
昔から「歌舞伎役者は顔が大きくないと駄目」って言うのは
こう言うことなんですかねえ。


やっと仕事を終えてホッとしたとは言え
歌舞伎なんか見に行ったせいでしょうか、
帰り、ものすごい大雨になりました。

着物を着て大雨にあったのは初めて。
正直、駅にタクシーはいないし
慌てしましたが
夫が家にいたので駅まで迎えに着てもらい
濡れずにすみました。
ああ良かった。
迎えに来てくれてありがとう。

実は私、すごい雨女。
降って欲しくないときには
どういう訳か雨が降るのです。
今日は夕方から雨の予報だったので
3時位を目安に早く帰ってきたのに、
駅に着くなり雨が降り出しました。

ホントに悲しくなるほどの雨女です。



プロフィール

きもとももこ

Author:きもとももこ
自然の多い西東京で
絵本を作りながら暮らしています。

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