スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

新しい獣医さん

獣医さんを変えました。

正直、ものすごーく悩んでの決断でした…。

今まで見て頂いた獣医さんとは10年来のおつきあいで、
Pさんもすっかり懐いていて
旅行のときも預かってもらっていました。

土曜日や日曜日のお休みの日でも
具合が悪ければ対応してくれたし、
いろいろと感謝していたのですが…。

こんな事があったのです。
それは、お散歩中の事です。

以前ここにも書いたのですが、
犬3匹と猫一匹を散歩に連れて歩く
かなり風変わりの年配の女性が近所にいるのです。

その人に久しぶりに会いました。

彼女の飼っていた犬は一匹に減っていました…。
Pさんを見て「可愛いね、妊娠しているの?」と聞きます。
お腹が膨れているからです。
「いえ、心臓が悪くて、腹水がたまっちゃって。」
と言うと、
「うちのもそうだった、病院どこ行ってるの?」と聞きます。
「○○さんの所なんですが、なかなか、良くならいんですよね…。」というと
「うーん…。うちも行ってたわ。あの病院。
でもあそこ行って、心臓病だって言われて
青い注射打たれたら3時間後に死んだのよね。うちの犬。」
「ええ〜!死んじゃったんですか?!」
「そう、3時間後よ。
だからうちはもう、行かないの。
うちだけじゃないのよ。
あそこで青い注射されて死んだ犬は。
他にもいるわよ。
青い液だからね、青い注射は絶対ダメよ!
それより、他行った方が良いんじゃない?
変えるんなら早い方が良いわよ!」

…これを聞いて…、
怖くならない飼い主はいるでしょうか…。
今Pさんが通っているお医者さんのもとで
何匹もの犬が注射の後に死んでいるって…。
確かに彼女はそう言ったのです…。
本当なのか?本当にホント?!


でも、でも、今までさんざんお世話になった先生。

だから、「ああ、そうですか、じゃ私も行くの辞めます。」って
すぐには考えられなかった。

しかし!この話はあまりにも強烈でした。
そして実際、病状は良くなっていないのです。
少しずつ進んでいるような気さえします。

お腹の腹水については、少しは良くなっているようにも思いますが
50日も治療しているのに
少しは減ったかな?と言う感じ。
いや、正直減ってるのかどうかもわからない感じ。
それだけではなく、足の浮腫は酷くなって
最近では散歩のときに足を引きずるようになっています。
これは、薬を飲み始めてからの事です。

にもかかわらず、お薬はほとんど変化無し。
血液検査も腸閉塞になったときの一回だけ。
検査結果も結果を渡される事は無く
口頭で伝えられるのみ。

まだ貰ったお薬もたっぷり残っているし
もうちょっとだけ様子を見て決めようと
2週間悩んで悩んで
結局他の病院に試しで行ってみる事にしました。
今の治療法で良いのか、知りたかったのです。

一番近所で、尚かつ休日も空いていて
ペットホテルまでやっている病院をネットで見つけました。
まず、ここへ行こう。

ドキドキです。
前評判は何もなし。
ネットの口コミもありません。
ただ単にホームページを見て決めただけ。
先生はどんな人だろう。
変な人だったらどうしよう。
他の病院から来たっていったら
印象い悪いかな。
でも、今までの病状を伝えないとダメだしな…。

いろいろ聞かれても答えられるように
病状を全部ノートに書いてまとめ
持っていきました。

先生は私の心配をよそに、とってもいい人で
Pさんは初めて会うなり、先生のお口をペロペロ。
でも怒ったりせず、「おお、よしよし。」と言って撫でると
私にたくさんの質問をしました。
人間のお医者さんよりも丁寧で親切なくらいでした。

そして沢山の項目の血液検査をし、
なぜこの項目の検査が必要だったか説明してくれて
今の状態で考えられる
全ての病気について話してくれました。
もう、覚えられないくらいです…。
私が最初に心配したフィラリア症もその中に入っていました。
これについては前の先生は
血液検査もせずに「違う」と拒否していました。

私はこの日、午前9時過ぎに病院に向かいました。
多分、9時半には病院に着いていたと思います。
家に帰ったのはなんと午後1時。
診察を終えるのに約4時間もかかったのです。

この病院は混んでいます。
人気がある病院って言うのはこうなんですかね。
今まで動物病院で「待たされた」事が無かった私としては
疲れたのも事実です。
が、全然違うのです。
今までのお医者さんと。

待合室の雰囲気も全然違います。
なんだか明るくて楽しい感じ。
待合室で待っていた飼い主さんと話をしていて、
私と同じ病院から移って来た人を見つけました。
彼女曰く、
「今までずっと通っていた病院はね、血液検査をしてくれなかったの。
糖尿病だと思うって、先生にさんざん言ったのに。
違うって言うのよ。大丈夫だって。
だからずっと通っていたけれど
もう、他に変えようって思って。
そうしたら案の定、糖尿だったのよ。
いろいろ行ってみて、
ここが一番近いし、先生も良いからここに変えたのよ。」
との事。

いろんな人が来ていて
ここの先生は良いわよ〜、とみんなが言います。
この病院は昨年できたばかりらしく
私も知らなかったのですが
こんな所に良い病院があったなんて、
まさに不幸中の幸いです。
家からすぐそばで、今までの病院より近いくらいです。

今までの先生には本当に悪いと思っていましたが、
患者のPさんは当然、良い医療を受ける権利があるのです。
新しい良い先生を見つけられてよかったと、
もっと早く決断して病院を変えるべきだったと
心から思いました。


ただ悲しかったのは、診断で
「詳しく検査しないとわからないけれど
中程度の悪さから重大な状態に移行している所です。
腹水たまって2ヶ月か。
随分引っ張っちゃったなあ。
痩せちゃってるね。」と先生は言いました。

血液検査も腹水の検査もきちんとしていない事に対して
「この辺の先生ってどうして検査嫌いなんだろう、
わからないなあ。」とちょっとぶつぶつ。
しかも今まで貰っていた薬を見せると
「これじゃあ絶対足りないです。
これは心臓病の初期の薬で最初に出す基本的な物です。
これじゃあ、腹水は治らないですよ。」

もう随分前に悪くなっていただろう心臓の状態に
なぜ主治医の先生は気がつかなかったのかなあ?と
新しい先生が首をひねるのを見て
「そうだ、その通り」と正直思いました。
だって毎年、狂犬病の注射を受けているのだから。
その時心臓の音を聞くのが普通なのに、
先生は確か注射の前に聴診器を使っていなかったのです。
急に夏倒れたって話した時なんか、
前の先生は熱中症になりかかったんだって言ってた。
新しい先生が言うには
犬の熱中症は放っておけばかなりの確率で死んでしまうもので
放っておいて治るようなものではないんだそうです。


次の日に、また腹水を抜いて中に怖い細胞が無いか調べて
尚かつ、レントゲンとエコーをすることになりました。
なんせ病院が混んでいて
しかも他にも急患があって、
「もう、今日手術しないと、この子死んじゃうから」と言う犬が来ているらしく、
Pさんの検査は次の日にまわされたのでした。
でも待合室には、もうとっくに午前の診察時間が終わってるのに
まだ2匹の犬が待っています。

あまりにも新しい先生が丁寧な対応だったので
お支払いが心配でしたが
フィラリアも含めた、かなりの項目にわたる血液検査と
初診料込みで約1万円くらい。
ちょうど1万円強しか持っていなかった私は
心の中でほっとしました…。

でも、Pさんが想像以上に悪そうで、
しょんぼりしながら家に帰りました。
Pさん、すぐに死んじゃうのかな。
嫌だな、そんなの…。


そして次の日、早速検査。
腹水の中から変な細胞かも知れない嫌なものが発見されたので
精密検査にまわすとのこと。
でも腫瘍の可能性は低いそうです。
ただし心臓の中に出来る腫瘍は、あるかもしれないとのこと。
うう〜、頼むやめてくれ〜。

レントゲンも、かなりショックなことを言われました。
まず心臓がどうなっているか
よく見えないんだそうです。
ぼやっとしてしまっているとのこと。
普通ならば輪郭が見えるはずなのに、見えない。
考えられる原因は、
心臓の周りに水がたまっていると言うことらしいのですが
エコー検査ではよく確認できないと言うことでした。
そして肺は、真っ白で
なぜPさんが全く咳をしないのかわからない、と先生は言っていました。
レントゲンではかなり深刻な肺水腫を起こしているように見える…、と。

エコーで心臓の弁を見た所
弁に何かくっついているように見えるとのことで
ただこれが腫瘍なのか、イボのようなものなのか、
先生は良くわからない、とはっきりと言いました。
そして、大学病院で心臓の専門医に見てもらいましょうと言うことになりました。
大学病院の院長先生をご紹介して頂けるそうです。
中途半端な先生に看てもらうより、その道の権威に看てもらえば
治療法も決められるし、と言います。

先生は採血の際も、腹水をとる際も、
レントゲンのときも
キャンともワンとも言わず
ただ黙って耐えて先生を舐めまくるPさんを
「良い子だ、この子は本当に良い子だ」と褒めてくれて
一番良い方法を考えてくれているようでした。
こんなに悪くなるまで気がつかないなんて、
なんて馬鹿な飼い主なんだろう。
こんなに悪化してしまっているPさんを可哀相に思って
先生は親身になってくれている様でした。
どうやらPさんは
一筋縄では行かない、なんだか変な病気のようなのです。
嫌だなあ、もう。


この日、病院はあまり混んでいなかったのですが
Pさんの診察にあまりにも時間がかかったため
(2時間近くエコーやレントゲンで見てもらった)
結局病院の待合室は混雑し、犬同士での吠え合いが始まっていました。
うう、皆さんゴメンナサイ。


ここの病院、あまりにも先生が良いので
病院の名前を出したいのですが
出すと増々混んでどうにもならなくなりそうなので
秘密にします!
多分ここの病院って、この地域、いや、
東京でもかなり良い動物病院では無いかと思います。
もう、先生のやる気が凄い。
これはひょっとしてPさんの症状が
普通と違うからなのかもしれません。
でもやっぱりあの先生
凄く仕事が好きなんだろうな。
犬が好きで、なんとか治したいパワーが
体中から出ています。

今まで通っていた獣医さんを
良いお医者さんだと思っていた私。
でも、新しい病院は次々と出来ていて
本当にビックリするぐらい、犬の医学も薬も進んでいます。
多分前の先生は
かなり古い知識で
Pを看ていたのだと思います。
私はそれに全く気がつかなかった。


新しい先生の口からは
この症状で考えられるのは〜症と〜、と
次々に聞いた事の無い名前や症状が飛び出します。
しかも紙に書いて渡してくれたりもします。
ド素人にはチンプンカンプンですが
少なくとも、なんで良くならないのか?と不安になって
ネットの質問コーナーを利用したり、なんて事は
全く必要なさそうです。

どうか、Pさんの状態が良くなりますように…。
薬で少しでも良くなりますように…。
変な腫瘍がありませんように。
そう祈るばかりですが
この次の日、またPさんに異変が起こるのでした…。

ああ、参った。
仕事にならないよ〜。


















スポンサーサイト
プロフィール

きもとももこ

Author:きもとももこ
自然の多い西東京で
絵本を作りながら暮らしています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。